国内2リーグが統合され、昨秋誕生したプロバスケットボール男子「Bリーグ」で、川崎ブレイブサンダースが栃木ブレックスと熱戦を繰り広げた決勝から1カ月あまり。中地区で首位を独走した川崎が、来季から強豪ひしめく東地区に移ることが決まった。チーム体制を整え、9月開幕の2季目に挑む。
東、西、中地区に各6チーム、計18チームが所属するBリーグ1部では、シーズン終了後の地区再編により、川崎は来季から東地区へ。リーグ初代王者の栃木のほか、チャンピオンシップ準決勝を戦ったアルバルク東京、1月の天皇杯決勝で大差をつけられ苦杯を喫した千葉ジェッツなど、ライバル勢が顔をそろえる。
旧ナショナルリーグ(NBL)の2015―16シーズンを優勝で飾り、東芝のバスケ部から川崎市を拠点にする地域密着の新チーム体制に転換し、リーグ開幕元年に挑んだ川崎。レギュラーシーズンを勝率1位の49勝11敗で駆け抜け、上位8チームが頂点を競うプレーオフのチャンピオンシップに進出。栃木との接戦を演じた東京・国立代々木競技場には、シーズン最多の1万144人が訪れたが、その大半は黄色の栃木ブースター(ファン)で埋め尽くされた。
川崎ブレイブサンダースを運営するTBLSサービス(株)(川崎区)の荒木雅己社長は「プレーオフを含むホーム戦には、(旧NBL時代の)昨年比で2・4倍の1試合平均2488人が来場した」と成果を挙げる一方、「決勝で代々木が黄色に染まるのを目の当たりにし、乗り越えるべき課題も再認識した」とコメントしている。
川崎の開幕戦は9月29日と30日、本拠地とどろきアリーナに名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎える。
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