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宮前区版 公開:2017年8月18日 エリアトップへ

市民館「夏休み子どもあそびランド」でゲームの館を運営している 伊藤 修さん 野川在住 78歳

公開:2017年8月18日

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みんな一緒に遊ぼう

 ○…宮前市民館の「夏休み子どもあそびランド」で12年前から「ゲームの館」を運営している。魚つり、ミニボウリングなど5種のゲームが遊べるとあって、昨年は270人の子どもたちが参加した大人気コーナーだ。「『命かけている』って言えるくらい、このイベントが大好き。子どもたちと遊ぶのが好き。子どもたちだけでなく、自分も楽しませてもらっています」と目をキラキラ輝かせる。「でもね、自分の代わりはいないから身体を壊さないようにするのが大変」とも。イベント前は、けがをしないように好きな卓球も見学のみという熱の入れようだ。

 ○…現役時代はサラリーマン一筋で地域活動には一切縁がなかった。そんな中、転機となったのは、1人の知的障害のある青年との出会いだったという。通勤のバスで知り合ったこの青年との交流がきっかけとなり、定年後に障害者支援の活動をスタート。肢体不自由者も楽しめる遊具をつくっていたのが市職員の目にとまり「あそびランド」に誘われた。「障害者も健常者も一緒に遊べる」がゲームの館の原点だ。

 ○…子どもの通学、通所、外出サポートなどの活動を行っていることからも子ども好きがうかがえる。その中で10年間続けているのがボランティアグループ「写本橘」の活動だ。プラザ橘を拠点に、弱視の児童生徒のため教科書や図書を手書きでそっくりそのまま拡大製作。同グループの初代の代表を務め、現在も代表を務める。子どもの弱視の状態にあわせたオーダーメイド、手づくりのため1年に1教科1冊を仕上げるのがやっと。夜中まで作業することもあるという。

 ○…「より面白くしたい。子どもの喜ぶ顔が見たいから」。あそびランドに参加して10年以上経つが、手づくり遊具の改良に余念がない。一方で後継者が見つからないことが心配の種だ。「せっかくつくりあげてきたもの。誰か手伝ってほしい」と懸命に呼びかける。

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