東京町田クレインライオンズクラブ(=LC・菅原一憲会長)ら近隣ライオンズクラブ4団体は8日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市に水洗トイレや業務用冷蔵庫などの支援物資を届けた。
同LCは震災直後から被災地支援を検討していたが、陸前高田市のLCから直接、水洗トイレ、業務用冷蔵庫などの要望があったため、今回の支援となった。
上下水道が復旧していない同市にとってトイレは深刻な問題で、車いすでも利用できる水洗トイレ3つを誰でも利用しやすい住宅街に設置した。このトイレは現地で資材の調達、組み立ては不可能なため、町田で組み立てて、運搬しやすいように建屋を3つに分割した。LCメンバーの大工さんが1週間かけて作った。現場では浄化槽の埋設のための掘削や建屋の基礎工事など手慣れた職人さんたちが手分けして行った。建設中も住民から「いつから使用できますか」と2か月ぶりのキレイなトイレを大喜びで迎えていた。
また、様ざまな業種がメンバーとなっているLCの利点を活かして、精神科医による医療相談や整体などの支援、約千人分の昼・夜食の炊き出しも行った。ほかに野菜など生鮮食品が保存できるように業務用冷蔵庫、冷凍庫も搬送設置した。
同LCは「テレビなどで見るより大変な被害でした。未だに多くの方が避難所で不自由な生活をしています。継続して支援していきたい」と話している。支援に参加したのはクレインLCのほか町田中央LC、町田LC、稲城LCの48人で、車11台を使用した。
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|