神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2024年5月2日 エリアトップへ

本町田の歌 盆踊りに 今月初披露 普及目指す

文化

公開:2024年5月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
チーム本町田メンバーと支援者ら
チーム本町田メンバーと支援者ら

 本町田に古くから伝わる詩「本町田行進曲」に曲と振付をつけて盆踊りとして普及させようと同地域の歴史・文化研究を行う団体が活動を始めた。今月18日(木)に初披露する予定で、メンバーのひとりは「多くの人に楽曲の存在を知ってもらいたい。みなさんに踊ってもらえるものになれば」と話す。

 「本町田行進曲」は、関東大震災が発生した1923年当時、町田町長を務めていた若林文平氏が作詞し、未発表となっていた詩。2017年に発行された本町田の郷土史編集の過程でその存在が発見されたものの、世間に知られる機会はこれまでほとんどなかった。

 しかし昨年、本町田地域周辺の文化・歴史研究を行ってきた4団体が統合し、「チーム本町田1582」として発足すると、「この地域の財産とも言える詞を使って、街の人たちが参加できる盆踊りをつくることはできないか」という声が会長の佐藤初志さんを中心に持ち上がり、本町田行進曲の盆踊り化を目指すようになったという。

18日にイベント

 以来、チーム本町田1582によって、作曲、振付づくりが進み、18日には、同会のイベント内で一般公開されることが決定。今夏にも地域の盆踊り会場で順次披露される予定という。

 同会の越水淳さんは「盆踊りを通して、多くの人に曲の存在を知ってもらいたい。いずれは子どもたちにも覚えて踊ってもらい、地元を盛り上げるものになれば」と意気込んでいる。

縄文時代から

 縄文・弥生時代の住居跡が発掘されるなど、古くから人々の活動拠点となってきたとされる本町田地域。1582年に町田村から原町田が分村独立し、元の町田村に「本」がついて現在の本町田という地名が誕生した歴史をもつ。

 そんな街が生まれた年を名称に入れたチーム本町田1582の丹田公和さんは「この年は本能寺の変があった年。そんな興味深い所以もあり、本町田には歴史好きな人が多いように感じる」と笑顔をみせる。

 そして、「チームが発足し、多くの人たちとつながれた。作曲・資料作り・ロゴデザインなど、各分野で長けているメンバーが存在し、分担しながら活動できている」と振り返り、「まだ1年経っていないが、様々な活動ができ楽しい。今回の盆踊りの企画を皮切りに今後も活動の幅を広げていければ」と話している。

本町田から見える景色をモチーフにしたチームロゴ
本町田から見える景色をモチーフにしたチームロゴ

町田版のトップニュース最新6

「相性良く」買物難民支援

「相性良く」買物難民支援

相原町 就労支援所が商店

7月25日

「零戦」復元に協力

原町田在住渋谷さん

「零戦」復元に協力

専門知識生かし、浜松で

7月25日

水球でパリ五輪へ

三輪町在住伊達さん

水球でパリ五輪へ

世界に挑戦 「楽しみ」

7月18日

街の課題に視野

町田駅周辺市街地団体

街の課題に視野

幹事長に加盟商店会長

7月18日

猛暑の脅威 町田でも

猛暑の脅威 町田でも

市 熱中症対策に施設開放

7月11日

「高校生枠」設け、着用促す

自転車ヘルメット補助金

「高校生枠」設け、着用促す

町田市 今月、受付開始

7月11日

あっとほーむデスク

  • 7月25日0:00更新

  • 5月30日0:00更新

  • 5月16日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年7月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook