第47回衆議院選挙が14日、投開票され、町田・多摩市を選挙区とする東京第23区は自民の小倉将信氏が当選し、2期目を果たした。一方、返り咲きを目指した民主の櫛渕万里氏や新人の維新の伊藤俊輔氏、共産の松村亮佑氏は及ばなかった。
14日午後8時10分ごろに当選確実の一報が、小倉事務所に入ると、支援者らによる大きな歓声と拍手に包まれた。
小倉氏はあいさつの中で、多くの応援・支援に感謝するとともに、「しっかり仕事していきたい」と支援者に述べた。また、前回の臨時国会で積み残した法案の成立や、生活者が景気回復を実感できるようにすること、税制改革などに力を入れていきたいと話していた。
09年の総選挙で初当選し、2年前に小倉氏に敗れた櫛渕氏は、日付が変わった15日午前1時過ぎに事務所に入り、「力及ばず申し訳ありません」と最後まで残った支援者ら約30人の前で頭を下げた。「2年前の選挙の時より、応援していただける方々が多くなり手ごたえは感じていたが、結果を残せなかった。なぜ票につながらなかったかを反省して、仕組みづくりにつなげたい」と話していた。
2回目の挑戦となった伊藤俊輔氏は、事務所で支援者らと一緒に開票状況を見守っていた。15日午前0時過ぎ、比例復活の道も閉ざされたとして、「自民党に代わる受け皿になれなかった。今日からまたスタートし、次の選挙では勝てるように準備していきたい」と話した。
2回目の挑戦となった松村亮佑氏は「非常に残念。支援者や投票者の思いに対して力不足を感じるが党としては大躍進の結果となった。今後は党の一員として公約実現に向け活動したい」と話した。
低い投票率
町田市内の投票率は、55・62%で市制施行の1958(昭和33)年以降、最低の数字。投票所別の投票率は成瀬台小学校で64・51%が最高、最低の投票率は小野路公会堂の43・61%だった。
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