横内謙介の劇場シアター談義 ―33―
『キングの塔』
神奈川県庁本庁舎(通称・キングの塔)は有形文化財の歴史的建造物である。その大会議場に県内劇団が集って公演するという前代未聞の試みが4月12日、13日に開催される。昨年末、黒岩知事が県民と意見を交わす『対話の広場』が同会議場で開かれた際、「公共の場をもっと開放したい」という知事の発言に対して、若い演劇人から「ここを使わせて欲しい」という要望が出て、即時OKを知事が返したことで実現した。
私はその広場に文化方面のパネリストとして招かれていたのであるが、てっきりその場だけのリップサービスだろうと高を括っていたら、年明け「実現させるので協力して欲しい」と緊急要請を受け、ちと慌てた。
実はその夜の対話は、黒岩氏の取り組みと説明が不十分だと、某新聞では叩かれていた。しかしその有言実行とスピード感はなかなかのものだと思う。少なくとも知事肝入りの文化芸術推進計画『マグカル』は、県文化課職員の柔軟性と意欲も高く、今後に期待が持てる。
協力を要請された私は、文化会館で手塩にかけて育てている厚木の子供パフォーマーたち『あつぎ舞台アカデミー』をキングの塔に送り込むことにした。議場公演という、県政史上初の催しである。厚木の子供たちには、しっかり歴史に足跡を残して来て貰いたい。
詳細は神奈川県発、文化発信ポータルサイトMAGCUL.NET (マグカルドットネット)で!
劇作家・横内謙介
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4月19日