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学校図書ボランティア連絡会の会長を務める 大塚 さとみさん 久野在住 56歳

公開:2017年11月4日

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世界を広げる案内人

 ○…小・中学校の図書室で活動している学校図書ボランティア。連絡会では読み聞かせや図書整理のクオリティーを高めるために年に2回、各学校のボランティアが集まり勉強会を行っている。読み聞かせで大切にしていることは「物語を楽しむこと」。読み手と聞き手の心の交流も醍醐味で、「子どもたちの目がキラキラとしていること」が何よりうれしいという。

 ○…「スポーツが苦手だったから、休み時間になると図書室に逃げていた」と笑う。「本は別の世界へ連れて行ってくれる」と、幼いころから読書が大好きだ。故郷の静岡県浜岡町から上京し、就いた職業は本と同じ「異世界のエンターテインメント」、映画の製作。監督とカメラマンの近くに立って撮影シーンの内容を記録、管理する「スクリプター」として活躍した。

 ○…3人の息子たちには「世界を広げる楽しさを伝えたい」と毎晩必ず、絵本を読んで聞かせていた。夫も積極的で「子どもと本を読むことできっと自分も癒されるのでしょう。男性にもおすすめですよ」と話す。図書ボランティアに出会ったのは、長男と次男が通っていた芦子小学校。先輩ママたちの活動に惹かれ、引っ越し先の久野小学校で自らが13年前に立ち上げた。最初は子どもたちに興味をもってもらいたくて始めたが、連絡会で学ぶにつれて「作者が思い描いている世界観をきちんと伝えること」を心がけるように。読み聞かせの前には、自身の葛藤や心配事などを極力なくして絵本に向き合う。『ごんぎつね』は今でもつい泣いてしまうのだとか。

 ○…連絡会は今年で設立17年目。学校司書も市内の全学校に配置され、市の「直接雇用」になったことで「学校図書を効率的に良くしていけるベストな環境です。市と教育委員会に感謝し、先生方、司書さんと一緒に子どもと本をつなげるために真心を尽くしたい」。トレードマークの「たれ目」がさらに下がった。

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