2月24日のつづき人交流フェスタのトークセッションでファシリテーターを務める 竹迫(たかば) 和代さん 港北区日吉在住 54歳
参画意識に火をつける
○…ファシリテーターの意を問うと「参加者意識に火をつけることかな」とさらり。その場をまとめるのではなく、参加者が当事者として関わっていく意識を引き出すことを心がける。都筑の印象は「元気がいい」「発想が柔軟」。様々な街づくりに関わってきた経験から、「伸びしろをすごく感じる。当日も参加者の心に火を灯せれば」と穏やかに話す。
○…「僕は授業しないよ。君たちに必要なのは参画する力」。大学で出会った教授が提唱したのが学生参画授業。学生がシラバスを組み授業を企画した。一方で教授のカバン持ちも務め、市民参加の街づくりの手法や考えを育んだ。「当時は思考支援者と名乗っていました」。仲間と街づくりを支援する団体を立ち上げたことは、「今の活動のベースになっている」と振り返る。
○…20代半ばで、都市計画のコンサルティングをしていた会社に「君の役割はファシリテーター。これからの街づくりに必要だ」と誘われ就職。11年働くも3人目の娘がお腹にいる時に辞め、ファシリテーションの普及・研修を行う参画はぐくみ工房を設立した。「例え話し合いが決裂したとしても、それが参加者が意見を出した結果であればいい」。参加した人と地域が確実に変わっていく過程を何度も見てきた。「やっぱり面白いですよね」
○…家庭でも、子どもが小さな頃から休みに行きたい所ややりたいことをそれぞれ付せんに書きあって話し合う機会を設けた。「意見を言う力、他者を認める力、まとめる力を持ってほしいと思って」。県立高校で3年間、授業を担当したことも。「クラスや部活動など役立つシーンは沢山ある。若い人にこそ、ファシリテーションに触れてほしい」と話した。
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