レスリングアジア選手権に日本代表として出場する 岡本 景虎さん 池辺町在勤 23歳
目指すはアジアナンバー1
○…アジア大会は、高校時代以来の海外での大会。イラン、インド、カザフスタン、韓国などアジア各国の猛者たちとの真剣勝負。世代別という制限のない文字通り「日本代表」として日の丸を背負っての大会に、プレッシャーを感じつつも「今の自分の実力を試すチャンス」と意気込む。
○…五輪でも多くのメダリストを輩出するなど日本の「お家芸」の競技の一つであるレスリング。はじめたのは4歳の時。幼少期は2つ年上の兄と双子の弟と一緒にさまざまなスポーツを体験。兄弟2人が興味を持ったのがレスリングだった。「自分は本当はサッカーがやりたかったんですけど」と苦笑する。弟は怪我の影響で辞めてしまったが、兄は17歳以下の日本代表になるなど、兄弟で切磋琢磨してきた。
○…高校はレスリングの強豪校でもある和歌山北高へ。2年時に世界選手権に日本代表として出場。インターハイにも出場するなど着実に実力を積み上げてきた。専修大学を経て、横浜市スポーツ協会に就職。イベントの企画や運営に従事。レスリングの体験会なども開催している。練習は仕事が終わった後になるため、大学時代に比べ対人練習が減った。練習量を補うため、近くのスポーツジムでパワートレーニングに時間を費やす。バーベルを床から膝上まで上げるデッドリフトは170kgまで持ち上がるように。下半身や背筋の強化が結果に現れた。
○…身長160cm、体重は60kgと小柄だが、試合当日までには、さらに1週間で5kg減量する。家族や職場からは「怪我無く楽しんで」とエールが、大学の恩師からは「勝負にこだわり結果を」と叱咤激励が贈られた。「アジアナンバー1」の称号のため、闘争本能を高め、いざ本番を待つ。
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