4月1日付けで都筑消防団の団長に就任した 角田(かくだ) 隆雄さん 折本町在住 65歳
安心して活動できる環境を
○...4年間務めた副団長から一歩踏み出し、都筑消防団387人の先頭に立つ。就任直後から行政の会議に出席したり、行事に参加したりと多忙な日々を過ごす。それでも「大変な役割だが、務める以上は精一杯頑張りたい」と前向きだ。直近の目標は団員の充足率を上げること。「団の魅力を伝えるPRや広報活動は継続して、1人でも多くの人に加入していただきたい」と口にする。
○...地元の先輩からバトンを受け取り、消防団に加入したのは32年前。以来、街の安全、安心を守るために訓練を重ねて、技術と知識を蓄え災害に備えてきた。有事の際は、消防隊の後方支援、指揮を行う。「責任もあるが、やりがいも感じるんです」。30余年の団の活動で得たもの。それは人とのつながり。「人付き合いの輪が広がったのが嬉しかった」と振り返る。幅広い年代、職業の人が活動する消防団でできた縁は財産になっている。
○...生まれも育ちも都筑区。折本小、都田中を卒業した。家は代々、農家を営んでおり、現在は一人息子と農作業に携わる日々を過ごす。休日には、ゴルフの練習をしたり、呑み仲間と集まりたわいもない話を楽しむという。「呑みの雰囲気が好き」と快活に笑う。
○...30年前は自営業の人がほとんどだった団も、現在は会社員が増えるなど加入当時とは大きく様変わりした。そんな中、「時代に合わせて団員が活動しやすい環境づくりに励みたい」と意気込む。昨年から発足した「子育て世代団員を支援する委員会」は、都筑消防団独自の取組で、訓練や会議に参加する団員の子どもを委員会メンバーが面倒を見てくれる制度だ。「団員はもちろん、加入を足踏みしている人の一助になれば」と先輩としての顔を覗かせた。
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