民生委員・児童委員の協力により小学5・6年生有志が毎年行う「旭区ジュニアボランティア」。東日本大震災の被災者を支援しようと、メンバーのべ約130人が3月29、31日に街頭募金活動に取り組んだ。
会場の二俣川駅前や若葉台団地内には民生委員・児童委員、区職員も駆けつけ、2日間で約164万円の善意が寄せられた。義援金は横浜市を通じて被災地に送られる予定という。
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「おばあちゃんのことがなかったら、他人事だったかもしれない」。昨年度のジュニアボランティアの一員で、弟の晟太君(9)と29日、募金活動に参加した彦坂悠悟君(11)。福島県内の高齢者施設に入所していた祖母・美智子さん(78)を震災で失ったことが行動を起こす動機になった。
地震の後、施設が福島原子力発電所の20Km以内だったため、施設ごと同県いわき市内の小学校に避難。食事がうまくできなかった美智子さんは、避難所で支給されたおにぎりを喉につまらせ、亡くなったという。
「いわき市内は本当にひどい状態だった」と地震後の惨状を目の当たりにした父・英一さん(46)は話す。
「一人でも多くの人が助かるよう頑張りたい」。悠悟君はそう語った。
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