全国高校総体(インターハイ)のソフトボール女子で、接戦を勝ち抜き6年ぶり6回目の優勝を果たした神奈川代表の県立厚木商業高校。公立伝統校の一員として、旭区在住の4選手がそれぞれの役割を全うした。
8月12日に秋田県で行われた準決勝と決勝。伊勢学園(三重)との準決勝はタイブレーク(延長)の末、1対0で8回サヨナラ勝ち。続く決勝では2対1で佐賀女子(佐賀)を下した。「全体のバランスがとれた総合力のチーム。応援を含め、39人の生徒みんなが力を発揮し、頑張ってくれた」と宗方貞徳監督は振り返る。
旭区在住のメンバーは飯塚正奈さん(3年・上川井町)、米本栞さん(2年・中白根)、宮寺千秋さん(2年・白根)、山口唯さん(1年・鶴ヶ峰本町)の4人。米本さんと宮寺さん、山口さんは2年前の夏、県中学総体で初優勝を成し遂げた鶴ヶ峯中学校ソフト部出身で、米本さんが主将、宮寺さんが主戦投手を務めた。
12日の決勝、4回裏1死二塁の場面では「思い切り振ることだけ考えた」という6番・山口さんの二塁打で走者の米本さんが帰り、貴重な2点目をあげた。宮寺さんは「全員の気持ちが一つになっていた」と話す。
3年生が引退した新チームは「もう一度、日本一」を目標に、秋の新人戦に向けて再始動している。飯塚さんは「技術よりも気持ちのチーム。後輩の日本一を全力でサポートしたい」、米本さん、宮寺さん、山口さんは「先輩から学んだことを次代に伝えていきたい。新人戦では挑戦者の気持ちで一試合ずつ戦っていく」とそれぞれ胸中を語った。
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