旭警察署(片岡秀明署長)は8月9日、振り込め詐欺の犯人逮捕に協力した、白根の清水道子さんを表彰し、感謝状を贈呈した。
7月26日、清水さん宅に三男を名乗る男から電話があり、「友達と株をやって大損した、今日の18時までに450万円を返さなければならない」と要求された。その瞬間は息子と信じてしまったが、不審に思った次男が三男に確認。詐欺とわかり、同署に通報した。
清水さんは、同署が要請した、だまされたふりをして犯人逮捕をする「だまされたふり作戦」に協力。受け渡し場所として指定された鶴ヶ峰駅改札口で犯人は逮捕された。「本来なら初めの電話で気付けなければならなかった。息子を守りたいという本能ですぐに信じてしまったが、携帯電話に折り返して確認する必要があった。今後は気をつけたい」と清水さんは話した。
今年に入ってからの区内の振り込め詐欺の被害件数は20件、6230万円(8月28日時点)。同署では不審な電話が掛かってきたら警察に通報するように呼びかけている。
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