市立中沢小学校合唱団(顧問/松野鎭教諭)が、9月8日に行われたNHK全国学校音楽コンクールの関東甲信越ブロックで金賞を受賞。10月13日にNHKホール=東京都=で開かれる全国大会への出場を決めた。同合唱団が全国に出場するのは2年連続で5度目。
大会には4年生から6年生39人が課題曲「ふるさと」と自由曲「虹がなければ」で臨む。関東甲信越ブロックでは16校中、3校が全国への切符を手にした。「練習通りうまく歌えた」という関東での手応えを引っ提げ、全国の舞台にのぼる。全国では8ブロックから11校が出場し、歌声を競う。大会を間近に控え、現在は練習にも熱が帯びているようだ。
夏休み期間中には午前9時から午後4時まで公会堂で練習するなど、本番に向け精度を高めていた同合唱団。部長の平塚万優子さん(6年)は「メンバーはみんな明るくて元気。最近は音色を揃えて、響きを遠くにとばすことを心がけている」と話す。昨年の全国大会では「練習通りできなかった」といい、悔しい思いもあったというが、副部長の丹羽希美さん(6年)、内田有香さん(6年)も「みんなで団結してステージにのぼり、いい演奏をしたい」と意気込む。男子7人をまとめる男長の箭内佑羽君(6年)も「全国では全体を見ながら、しっかり歌いたい」と話している。
精神面を強化
松野教諭は「関東大会では歌を理解して歌えていた。全国では、今までやってきたことの達成感や充実感を感じられるようなステージになれば」。そんな中、現在、課題とするのは精神面の強さ。「技術面は仕上がってきたが、精神面はまだまだ。自分たちで動けるようになってきたけど、大会当日はまた叱ることもあると思う。本番では感動させてほしいな」と笑う。
Nコン関東甲信越に8年連続出場、全国に5回出場するなど好成績を収めてきた同合唱団。時には厳しい練習に涙を流すこともあるが、高い目標のもと心を一つにしてきた。伝統の歌声をホールに響かせる。
全国大会の様子はEテレで生放送される(午後2時〜5時)。
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