特養が商店街に早変わりした
旭区商店会連合会加盟店が出張、出店する「わくわく商店街」が11月６日、川井宿町の特別養護老人ホーム「かわいの家」（社会福祉法人奉優会）で開催された。
重度の要介護高齢者が入所する同施設。１人で外出するのが困難な入居者に、買い物の楽しみを味わってもらおうと区が呼びかけ、同連合会と施設の共催で実現した。今年３月に初開催しており、今回が２回目。
会場には菓子店や肉屋、衣料品店など９店舖が出店。入居者が列を作り、店員と話しながら楽しそうに商品を選ぶ様子が見られた。アップルパイや動物のクッキーを購入した小堀百合子さん（83）は「とってもかわいい。これから３時のティータイムにします」と笑顔。娘の文江さんも「（母は）外出がなかなかできず、実際にものを手にして買い物する機会がないから、すごく楽しみにしていた」と話していた。
同法人理事の田島香代さんは「特養が地域の中に溶け込み、ともに暮らしていく場であるために、いい機会になった」と語った。
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