日産教育センター 若き精鋭 初優勝飾る 市消防訓練会で最優秀
「歴史を塗り替えたい」―。そう挑んだ大会で、宣言通り旭区に優勝旗を持ち帰ってきた。
横浜市内の自衛消防隊の区代表が消防操法の技術を競う「横浜市消防操法技術訓練会」。今年も10月24日に開かれ、屋内消火栓操法部門に旭区代表として出場した、日産自動車(株)日産教育センター自衛消防隊は、旭区初となる最優秀賞を受賞した。
事業所の防災を担う自衛消防隊。屋内消火栓の操法技術を競う同部門はタイムと「質」が採点対象で、減点が結果に大きく響くという。日産チームは自己ベストとなる62・1秒を記録、減点もゼロで悲願の最優秀賞に輝いた。
光った団結力
市沢町にある日産教育センターは、同社の研修施設で全国から社員が集まる。メンバーの配属先も福岡や栃木、福島とそれぞれ異なるが、現在は寮生活をともにし、同社での次世代リーダーを目指して企業内短大に通っている。
震災や火災時に地域住民が避難に訪れることを想定し、防災訓練を実施する同センター。それぞれが避難誘導係など何らかの役割を担っており、日ごろから自衛意識を高めている。そんな環境のなか、立候補によりメンバーが集まり、チームが結成。当初は意見の食い違いなどもあったが、就業後に練習やミーティングを重ね、結果につなげた。リーダーの松本隆明さんは「意見がぶつかることもあったが、協力し合って最終的な目標に到達できた。団結力のある良いチームだった」と振り返る。
今回の結果が「自信につながった」と口を揃えるメンバー。「いざというときには訓練の成果を生かしたい」と話していた。
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