よろこびの会 昼食会で厚労大臣表彰 市沢地区 約30年続け
市沢地区の高齢者に昼食会や配食など食事サービスを行う「市沢よろこびの会」(栁澤(やなぎさわ)多恵子会長)がこのほど、ボランティア功労者に対する厚生労働大臣表彰を受賞した。同地区の民生委員児童委員協議会(渡邉多喜男会長)と有志らにより続けられてきた、29年間の活動が評価された。
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1984年に設立された同会。現在は民生委員10人、有志ボランティア10人で、おおむね年7回ほどのペースで市沢上町内会館と市沢下町町内会館を拠点に活動している。
メーンは昼食会で、年に1回、配食サービスを行う。昼食会には毎回、約35人が集まり、食事後はゲームなどのイベントも取り入れているのが特徴だ。季節に合わせたメニューを考えており、次回の来年1月はおせち料理が提供されるという。
高齢者の孤立防ぐ
会員の入れ替わりはあるが、中には15年続けているメンバーも。栁澤会長=写真前列左から3人目=は「長くやっている人にとっては大きな励みになったと思う」と喜びを語った。また、「地域では高齢化が進んでいて、一人で食事をしている人も多い。『一日笑わない日もある』という話も聞く。昼食会はお友達とも話せる場として楽しみにしてくれている方もいる。今後も和気あいあいと続けていきたい」と話す。
渡邉会長=前列左から2人目=は「歴代の民生委員やボランティアの皆さんに感謝したい。これからもおいしい食事を届けていければ」と語った。
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