二俣川駅と鶴ヶ峰駅の区間を走るコミュニティバス「四季めぐり」の本格運行が始まってから、4月1日で1年を迎えた。平均利用者数は運行継続ラインの一日100人には概ね到達しており、一定の数を維持している。
「バスが通って、本当に助かってる」と話すのは、買い物などで週に1回ほど利用するという四季美台在住の女性(85)。コミバス維持には住民の利用が求められる。女性は「なくなったら困る」となるべく利用するようにしているという。
四季めぐりは、公共交通機関が通っていない旭中央地区を走る。横浜市の事業として2012年から試験運行が始まり、昨年から「ふたえ交通」(篠崎智雄代表取締役)=本村町=により本格運行が始まった。
本格運行後はルートの変更やバス停の増設、乗客数の増員などの工夫も。運行委員会によると、9月から導入した回数券は乗客の約7割が利用しているという。2月末からは地域住民による絵や写真を展示する「車内展覧会」を実施するなどコミバスならではの取り組みも見られる。しかし、目標とする一日130人の利用には届かない日も目立ち、課題も残る。運行委員会の和田孝委員長は「利用者も混む時間を避けて乗るなど意識が変わってきた。今後はアンケートなども実施して、さらに利便性を高めていきたい」と話した。
旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>