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旭区版 掲載号:2014年12月11日号 エリアトップへ

「戻る場所を残したい」 有志が「FAM」臨時営業中

社会

掲載号:2014年12月11日号

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厨房に立っていた頃の佐々木さん
厨房に立っていた頃の佐々木さん

 希望ヶ丘駅南口のバス通り、相鉄ローゼンを越えたビルの2階に店を構える創作和食ダイニング「FAM」。同店は現在、有志が集い臨時営業を行っている――。

 11月半ば、「FAM」店主の佐々木孝順(なりみち)さん(34)が急性骨髄性白血病と診断された。治療に専念すれば高確率で治癒するが、少なくとも半年間の長期入院を余儀なくされる状況。第二子の誕生も間近に控えており、佐々木さんは店を畳もうとしたという。その話を聞いた商店会の有志や友人、同店の従業員は「(佐々木さんが)病気と闘うために、戻ってこられる場所を残してあげたい」と結束。店舗存続費や医療費を捻出するため、無償で臨時営業することを決めた。

 夜のみの臨時営業となるが、基本的にメニューはそのまま。飲食店で約10年の調理経験を持つ友人が調理を担当し、味に関しても、「常連さんからOKが出ている」のだとか。利益はすべて、店舗存続費や治療費に充てられる。

 「めちゃくちゃ感謝している」と佐々木さん。「たった一人のために、ここまでやってくれるのはありえない。(復帰したら)希望が丘商店会の仲間や友人、みんなに恩返しをしたい」と語る。詳細はフェイスブックページ(FAMで検索)、問い合わせは同店【電話】045・350・2767へ。

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