横浜市繁殖センター(市川典良所長)=川井宿町=で6月20日、絶滅危惧種のミゾゴイのふ化に成功した。飼育下でのふ化は全国で初めて。
ミゾゴイはサギの仲間で、里山などに生息する渡り鳥。近年では生息環境の消失などにより数が激減している。国内では同センターで3羽、野毛山動物園で4羽、宮崎市フェニックス自然動物園3羽の計10羽が飼育されている。
雛の雌親は2014年1月に大阪府堺市で保護され、同年6月に同センターへ入園。今年の春ごろから雄と同居を始め、繁殖に成功した。
現在、雛は元気に成長しており、7月末には成鳥と同じような見た目になるという。同センターの市川所長は「今後もミゾゴイの保全に取り組んでいきたい」と話した。
旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>