「ずっと前から地域に井戸が欲しいと思っていた。東日本大震災が発生してからは、その重要性をさらに感じていました」と話すのは、中希望が丘の長野富喜子さん。その思いを貫き、このほど、自宅の庭に手押しポンプの井戸を設置した。
工事は専門業者に依頼し、6月21日と7月5日の2日にわけて実施。地下4mほどで水が出てきて、最終的には10mまで人力で掘削した。飲料水としての使用は、保健所の検査を経てから認められる。
長野さんは以前から地域に井戸の設置を要望してきたが、なかなか実現には至らなかった。「反応があまりなかったので、もう自宅で掘ってしまおうと思って」と笑う。
地域にも開放
災害時には地域にも使ってもらうという。「自分と地域のために設置した。でも、個人の家の井戸なので、遠慮してしまう人もいるかもしれない。公の場にあるのが理想。地域で普及が進めば」と話した。
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