障害福祉サービス事業所「麦の丘」=白根=の従業員チームが、「第7回チャレンジドカップ〜夢のパン・菓子コンテスト〜」(成田真由美実行委員長)のパン部門に初出場。11月28日に国際フード製菓専門学校=西区=で行われた決勝に進出し、銅賞を獲得した。
障害のある人が作る、パン、菓子の日本一を決める同大会。福祉関係者とベーカリー関係者が中心となり、2年に一度開催されている。今大会には、全国の作業所などから55チームが参加。パン部門には28施設がエントリーした。
大会初出場となる「麦の丘」は、『にんにくガリコのペペロンベーグル』で勝負に挑んだ。「食べて元気が出るパンを作りたいと思い、酵母からオイルまでにんにくづくしのパンにしました」と同チームの一員で「麦の丘」職員の鴨田理恵さん。決勝大会で銅賞の栄誉に輝いた。
「みんなの応援、力に」
「メンバーそれぞれが役割を分担し、助け合ってパンを作りました」と鴨田さんは決勝の様子を振り返る。会場には、施設の仲間も応援に駆け付けた。チームのメンバーらは「みんなの応援が力になった」と口々に話し笑顔を見せる。さらに、メンバーの一人は「今回の経験は、自分の自信にもなった」とも語った。
受賞パンは同施設で販売
「麦の丘」は、旭区を拠点に知的障害者の就労支援などを行う社会福祉法人「白根学園」が管理する事業所の一つ。現在は最大20人ほどの知的障害者が、パンの調理、販売をしている。「食パンは30斤、菓子パンは多い時で1日200個ほど作ります」。パンは近隣の飲食店や作業所などから注文を受け出荷しているほか、同施設での販売も行っている。今回、銅賞を獲得した『にんにくガリコのペペロンベーグル』の購入には、事前連絡が必要。(問)【電話】045・952・3060
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