万騎が原小学校(板垣嘉一郎校長)が今年度で創立50周年を迎えた。11月28日には収穫祭と50周年セレモニーが行われた。
1964年に二俣川小学校万騎が原分校として開校し、翌年に万騎が原小学校として児童数655人・18学級でスタート。隣接するこども自然公園内の教育水田では86年から稲作体験学習を行っており、学年ごとに工程を分担して取り組んでいる。
今年も4月から準備を進め、田植えや刈取りまでを地域住民らからなる水田指導員と実践。収穫祭当日、児童らは餅つきに挑戦し、その出来栄えに充実感をにじませていた。参加者はできたての餅に舌鼓を打った。
「この先もつないでいく」
50周年セレモニーは児童司会のもと進行。板垣校長は「稲作体験は、命を大切に引き継ぐことや皆で力を合わせること、そして多くの人に支えられていることを知ることができる機会。今後も充実した教育ができる学校を目指していく」とあいさつ。稲作指導員には児童から感謝状と手作りのカレンダーが手渡され、指導員の鈴木一松さんは「稲作体験を通し、教室では学べないことを学んでもらえた。この経験が、人生において成熟することを祈っています」と呼びかけた。
代表児童は「今の万騎小があるのは、地域の方や先輩たちが支えてくれたからこそ。これまでつなげてくれたものを、この先もつなげていきたい」と話した。
セレモニーの最後には約500個の風船が大空へ放たれ、50周年の節目を盛大に祝った。
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