旭図書館(川俣浩一館長)=白根=が5月14日に開館30周年を迎える。横浜市内で10番目に開館して以来、地域住民に親しまれてきた。「お祝いイベント」として、記念展示や記念講演会などのイベントも催される。
旭図書館は三菱グラウンドの用地を活用し、1986年5月14日に市内10番目の図書館として開館。特徴的なデザインの建物は、1986年度の神奈川県下建築コンクールで佳作を受賞している。
開館当時は約4万5千冊だった蔵書も、現在は約12万8千冊になった。館内ではさまざまな本に興味を持ってもらおうと、テーマを決めて展示するなど、職員らの工夫が見られる。司書の篠崎順一さんは「図書館の分類にこだわらず同じテーマで本を集めることで、新しい発見がある」と話す。
1日約790人が来館する同館。ゆっくり本を楽しむ人や調べものをする人、用途はさまざまだ。川俣館長は「地域の課題や自分の課題を解決できるような図書館でありたい」と話した。
講演会「絵本の魔法」
30周年を記念して、同館ではイベントを開催。5月14日(土)には記念講演会「子どもと味わう 絵本の魔法」がサンハート(二俣川ライフ5階)で開かれる。
講師は幼稚園や保育園で36年間にわたり読み聞かせを続けてきた経験から、各地で講演会活動を行う中村柾子(まさこ)さん。絵本の選び方の基本や魅力について語る。
午後2時から4時。先着200人、参加無料。申し込み方法などは同館【電話】045・953・1166へ。
館内では現在、講師の著作と読み聞かせに向く絵本の展示も行われている。また、4月29日(祝)から5月29日(日)には、開館当時の図書館や白根地域の姿を振り返る記念展示の開催も予定されている。
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