25周年記念旭美展が10月26日から30日、旭区民文化センター「サンハート」(二俣川)で開催された。主催は旭美術協会(井口由多可会長)。
旭美展は区民の公募展として1992年に始まり、25回目を迎えた。今回は約140点の公募があり、旭美術協会賞には山口篤子さんの「ウコッケイⅩIII」(水彩・F50)が選ばれた。大胆な色使いでありながら、ウコッケイの目など細部は繊細に描かれている点などが評価された。
趣味で絵を始めて10年になるという山口さん。これまでの旭美展でも入賞歴はあるが、協会賞は初めて。夫の実家でウコッケイを飼っていることがきっかけで、ウコッケイを長年、絵のテーマにしてきたという。
今年の作品のモデルは、野毛山動物園(西区)のウコッケイ。いつもは白色のウコッケイを描いているが、今回初めて黒色を描いた。「羽がとてもきれいで。黒い羽だけれど、明るい色調で描いた。受賞できて、本当にうれしい」と笑顔で語った。井口会長は「入賞候補がたくさんあがり、絞り込むのが大変だった。年々レベルが上がっている」と話していた。
そのほかの受賞は次のとおり(敬称略)。
▽旭区長賞/久保田紀子▽サンハート賞/三浦藤枝▽25周年記念賞/宮崎基子▽奨励賞/今井唯夫、北村時夫、田中圭子、深津彰宏、松岡寿子、三上雅之、山口ことぶき▽佳作賞/赤瀬川善夫、石丸武夫、内田眞澄、日下部俊之、佐藤美代子、清水健一、杉平陽子、高橋洋一、宅間和子、仲野晃一郎、花輪光春、平原和子、宮崎和子、山田安二、渡辺泰雄▽新人賞/岩野ヤエ子、菊池まきよ、高橋正毅、増田哲明▽会友賞/高橋修、富塚泉▽区民賞(区民の投票により決定)/相澤敏勝、山口文博
旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>