横浜市が2026年に旧上瀬谷通信施設(瀬谷区・旭区)での開催を目指す「国際園芸博覧会」について、有識者や経済人らで構成される招致検討委員会(涌井雅之委員長)が2月28日、基本構想案を林文子市長に答申した。横浜市では答申を受けて、3月中に市構想案をとりまとめる予定だ。
同委員会は昨年6月から今年2月まで6回にわたり開催、審議を重ねてきた。答申した構想案には事業コンセプトや開催意義、想定入場者数、輸送・宿泊計画、運営経費などが盛り込まれた。テーマは「幸せを創る明日の風景〜日本・横浜が創る 明日の豊かさを深める環境社会〜」となっており、涌井委員長は「花や緑を大切にする横浜のライフスタイルを発信できれば」と、その意図を説明した。林市長は「国際社会に共感してもらえる内容だと思います。市会のご意見を伺いながら、早期に国に招致を要請していきたい」と力強く応えた。旧上瀬谷通信施設は、2015年6月に米軍から国に返還された。広さは約242ヘクタールで、国有地や民有地が混在している。花博を実現するには、開催主体となる国が、国際園芸家協会など認証機関に申請する必要がある。
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