2024年4月の介護報酬改定について学ぶケアマネジャー向け研修会が4月9日に瀬谷公会堂で開かれた。横浜市西部を中心に介護事業所を展開する(株)ひとはな(瀬谷区阿久和西/小松巧代表取締役)が主催したもので、市内から約180人が参加した。
研修会の講師は神奈川県地域包括ケアシステム統括アドバイザーなどを務める松川竜也氏。松川氏は介護保険を取り巻く状況や人口構造の変化について触れた上で、改定のポイントを解説した。参加者からは「制度改正が始まったばかりで、良い機会になった」「ケアマネ業務の大切さややりがいを再確認できた」などの声が上がった。
訪問介護やデイサービスなどケアプランの作成、行政や事業所、施設との連絡・調整などを担うケアマネジャー。超高齢化社会で介護需要が高まる一方、なり手不足や業務量の拡大が懸念されているという。
「利用者本人や家族から感謝される、とても誇れる仕事。それだけに疲弊してしまう今の状況を心配している」と小松代表。研修会ではアンケートを実施しており、現場の意見や要望を行政に発信する考えだ。「ケアマネになりたいという人が今後も増えていくように、その評価を高めたい」と意気込んでいる。
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