旭区役所はこのほど、2010年度区政運営方針の振り返りを発表した。重点的に取り組んだ14事業のうち、高齢者や子育て支援などで一定の成果を出したと評価した。
昨年度の運営方針で示した4項目14事業について、それぞれ取り組んだ課の職員が振り返り、事業参加者の人数や開催回数など昨年設定した具体的な数字(指標)をもとに評価した。
昨年度に新規重点事業として取り組まれたのは、「旭いきいき元気応援事業」「子育て応援隊と世代間交流事業」「災害時地域の支えあい支援事業」の3点。高齢者の健康や生きがいづくりなどを支援した元気応援事業では、15回の「体力測定教室」で309人、区内ボランティア団体など活動団体見学を行った「生きがい発見塾」では、11回で延べ172人が参加した。
生きがい発見塾参加者へのアンケートでは、8割以上が「今後活動に関わりたい」と回答。区は「ボランティアに興味はあったが、参加する方法ややり方がわからないという人たちを掘り起こせたと思う。8割以上という数字に手応えを感じている」と話している。
子育て応援隊事業は公立保育園を対象に、地域のボランティアが園の見守りや園庭の手入れ、園児と一緒に行う昔遊びなどを通して交流している。09年度末106人だった登録者数は、前年比50%増の225人になった。
災害対策の支援充実を
「災害時の支えあい事業」は災害時要援護者を地域で把握するため、19地区中12地区で区が提供した要援護者リストや、地区独自で支援カードを作成している。しかし東日本大震災を受け、区は「さらなる支援体制の充実が必要」と指摘。要援護者支援以外に、区内に37カ所ある防災拠点の運営方法や運営委員との連携、地域間のつながり強化など新たな課題も浮上している。今後は震災を教訓に、災害対策の強化をさらに進めていくという。
振り返りは旭区役所ホームページで公開中。問い合わせは【電話】045・954・6027区政推進課。
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