「大槌町への募金をお願いしまーす」。12月2日、二俣川駅前には、中尾小学校4年生らが大きな声で募金を呼びかける姿があった。
これは、同校4年生が総合的な学習の時間で取り組んでいる「菜の花プロジェクト」の一つ。同プロジェクトは東日本大震災の被害を受けた、岩手県大槌町の大槌川河川敷を菜の花畑にしようと行われているもの。始まりは同町に住む金山文造さん個人の活動だったが、その姿に共感し、今では全国からボランティアが集まるまでになった。
その話を聞いた児童たちは「自分たちにできること」を考え、「募金「節電・節水」「菜の花」「ポスター」の4グループに分かれ、活動を支援することを決めた。
今回の募金活動は、募金箱からポスターまで全て手作り。募金してくれた人にプレゼントした、しおりも児童のアイデアだ。児童らは「たくさんの人に菜の花プロジェクトのことを知ってほしい。大槌町を応援したい」と話していた。この日集まった4万5825円は、現地の活動で必要としているものを購入して、贈る予定だという。
菜の花グループが10月末に校内の花壇に植えた菜の花の種も、少しずつ芽を出してきている。同校の廣瀬貴樹教諭は「子どもたちが自分たちで考えて、動いてくれているのが嬉しい。震災や金山さんのことを忘れずに、絆をつなげていってもらえれば」と話した。
旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>