国有地に保育園 開所は4月
南本宿町に今年4月、「(仮称)横浜小谷かなりや保育園」(南本宿26の5)が開所する。これは未利用だった国有地を保育所整備に活用した、神奈川県内初の事例だ。
横浜市は待機児童解消を目指して保育所整備に力を入れる中、国に対して未利用国有地貸与の要望を進めてきた。今回の事例は定期借地権(契約期限が来たときに契約更新がなく、建物を取り壊して更地に返還する必要がある借地権)によって貸与しており、貸付期間は30年。
市は2010年12月から11年1月にかけて運営法人を公募。3月に正式決定し、7月に運営法人と国が貸付契約を結んだ。
運営法人は、社会福祉法人倉敷福徳会(岡山県)。岡山県内で3ヵ所の保育園などを運営している。
かなりや保育園は、敷地面積約738平方メートル、延床面積は約459平方メートルで定員は60人。保育目標に「元気で明るく思いやりのある子ども」「友達と仲良く元気に遊ぶ子ども」「最後まで根気強く頑張る子ども」を掲げている。
市内ではほかに、南区の国有地を利用した保育所整備が進められている。昨年12月に説明会を開催し、現在運営法人を選定中。市内2件目の事例となる。
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