旭区医師会と旭区役所による勉強会「地域で支える認知症」が3月15日、旭公会堂で開催された。
今年度発足した、区内の認知症関係機関代表者からなる「旭区認知症をみんなで支えるまちづくり検討会」の発表を兼ねたもの。第1部は県立保健福祉大学の瀬川文徳教授による講演が行われ、2部のシンポジウムでは「わたしたちにできること」をテーマに同会のメンバーらが発表した。
介護者の立場で発表した早野嘉一さんは妻が認知症であることを周囲に打ち明けたところ、地域から助けを得られたというエピソードを紹介。「旭区は認知症に関する横のつながりがある」とした一方、「どこに相談したらいいかわからず孤立している人もいるのでは」と指摘。そのためにも、講演活動などで介護者側の思いを伝えていきたいと話した。
旭区医師会副会長で検討会委員長の岡田孝弘さんは、現在進めている、認知症の研修を受けた医師が初期認知症の診断と治療を行う連携体制を説明。今後もさらに医師や関係機関との連携強化を目指すという。
検討会では今後、地域の関係者らが集まり、地域の特性に合わせた支援方法を考えていく方針だ。
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