横浜市内の2012年の救急出動件数などが、このほど市消防局から発表された=表参照。市内では1年間の救急出動が17万288件で、過去最多だった11年から3213件増加した。出動理由で最多だったのは急病で、11万4019件と全体の67%を占めた。
搬送人員は前年比2180人増の14万8713人に。65歳以上の増加が目立ち、7万5899人と前年比2845人増となった。65歳以上の割合は、08年に成人(18歳以上〜65歳未満)を上回って以来増加傾向だったが、今回初めて全搬送人員の半数を超えた。市消防局は「社会全体の高齢化の進展が一因では」と分析。出動件数を減らすために、けがの予防などの注意喚起に取り組む一方で「119番の過度の抑制は重症者を見落とすなど事態を悪化させる危険もある。緊急性の判断は難しいケースもあるが、迷わず119番してほしい」と話している。
旭区の救急出動件数は、前年比295件増の1万1131件で市同様、過去最多に。急病が前年比282件増の7629件で最も多く、次いで一般負傷1796件、交通事故837件、その他869件と続く。区内の搬送人員は前年比304人増の9922人だった。
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