神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2013年3月21日号 エリアトップへ

がんワクチン実用化へ センター内に拠点 検討

社会

掲載号:2013年3月21日号

  • LINE
  • hatena
11月の新病棟オープンに向け、工事が進むがんセンター
11月の新病棟オープンに向け、工事が進むがんセンター

 がん治療の新たな選択肢として、医薬品実用化に向けた臨床試験が国内の各大学等で行われている「ワクチン療法」。神奈川県がんセンター=旭区中尾=内に「がんワクチンセンター」を新設しようと、県は検討、調整を進めている。

 患者の免疫力を高め、がん細胞の増殖を抑えるワクチン療法は、手術や放射線、抗がん剤に次ぐ「第4の療法」とされる。県立がんセンターでは、その一つ「がんペプチドワクチン療法(※)」実用化への法的承認に向けた治験実績を持つほか、専門知識を持つ医師や看護師、設備等の要素が揃っていることが、候補に挙がった主な理由だ。

 昨年4月には、ペプチドワクチン開発の中核を担った中村祐輔(ゆうすけ)シカゴ大教授が、がんセンター特別顧問に就任している。県医療課は「ワクチン療法は患者からの要望が多い。県内に新拠点ができれば患者の負担も減らせる」と期待する。

 今後、県はがんセンターを運営する県立病院機構や、ワクチン開発事業者との協議・調整、実用化への仕組みづくりなど手続きを進める予定。早ければ、2013年度内のセンター開設を目指したい方針だ。

(※)…がん細胞の目印になるペプチドを人工的に合成し注射することで、リンパ球の反応と増殖を促し、がん細胞を攻撃させる療法。

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

神奈川版が発売

地球の歩き方

神奈川版が発売

全33市町村を網羅

5月2日

空手組手で日本一

金子右京さん(本宿町)

空手組手で日本一

小さい頃からの目標達成

5月2日

5月からシニア大学

5月からシニア大学

旭区老連の自主講座も

5月2日

チュニジアの児童と交流

本宿中学校

チュニジアの児童と交流

壁画作成 大使館で披露

5月2日

子育て手続スマホから

子育て手続スマホから

市、6月末にアプリ

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook