神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2013年4月4日号 エリアトップへ

横浜隼人高 「赤い糸」でつなぐ就労支援 ボール手縫い 障害者に依頼

スポーツ

掲載号:2013年4月4日号

  • LINE
  • hatena
修繕対象になる、糸が切れて革がめくれたボール(右)
修繕対象になる、糸が切れて革がめくれたボール(右)

 使いこんで糸がほつれた硬式野球ボールを、障害者が手縫いで修繕する就労支援事業「エコボール」。精神障害者施設を運営するNPO法人きづき(岩田文子代表・座間市)の取り組みに、横浜隼人高校=瀬谷区=硬式野球部が加わった。

 横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNA)の元投手、大門和彦さんの提唱で始まった事業は全国4カ所で行われており、県内では同法人のみ。修繕は1球50円で請け負っており、横浜隼人は県内4校目の協力校に。岩田代表は「地元を大切にして下さる気持ちを感じる」と同校への思いを語る。

 修繕は全て利用者が手作業で行い、1球あたり20分から1時間ほど。同校は3月上旬、380球を同法人に依頼し、190球が修繕可能と判断された。4月1日には、岩田代表や担当した利用者らが直ったボールを届けに来校。同校の試合を観戦していった。

 「エコボールは利用者と部員をつなぐ赤い糸。直してもらったボールで練習し、利用者に試合を観てもらう。お互いに勇気や元気を与え、もらうことで相乗効果になれば」と水谷哲也監督(48)は期待を込める。いずれは施設を訪れ、部員に利用者の作業現場を見せたいという。

 硬式球の価格は練習用で1球800円〜1000円ほど。修繕はかつて、部員の役割というのが一般的だった。

 主将の荒井晃樹(こうき)君(17)=写真左=は「縫ってもらったボールを、いつも以上に大切に使っていきたい」、副主将の島田英二君(17)=同右=は「普通だったらテープで巻いて打撃練習用にしていたボールを、再び使えることに感謝したい」と笑顔を見せた。

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

空手組手で日本一

金子右京さん(本宿町)

空手組手で日本一

小さい頃からの目標達成

5月2日

5月からシニア大学

5月からシニア大学

旭区老連の自主講座も

5月2日

チュニジアの児童と交流

本宿中学校

チュニジアの児童と交流

壁画作成 大使館で披露

5月2日

子育て手続スマホから

子育て手続スマホから

市、6月末にアプリ

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

旭区・瀬谷区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook