「母親目線」のカメラマンに 伊藤写真 子育てママを指導
今宿東町の「伊藤写真」では、専属カメラマンを育成している。そのカメラマンの卵というのは、子育て真っ最中の越川美奈さんと浜崎めぐみさんだ。
幼稚園や保育園、小学校等からも撮影依頼を受ける同社。専属のプロはいるが、プロゆえに「商業的な写真」になることが多いという。「母親目線の写真を撮ってくれる人材がほしいなと、ずっと考えていて。技術は身に付けられるから、あえて知識のない無垢な状態の人を探していた」と取締役の伊藤彰洋さん。今春に募集を呼びかけ、5月から育成が始まった。
趣味から「仕事」に
6回目となる11月27日の講習会のテーマはピントの合わせ方。和やか空気のなか、伊藤さんが講師になりカメラ操作の基本から撮影における心構えなどを説明していく。講習は月1〜2回で、2年間で現場での撮影を目標としている。
3歳の息子を持つ越川さんは元栄養士。出産後も何か仕事をしたいと考えていたところ、「女性カメラマン募集」のチラシを目にした。「子どもの記録用に一眼レフカメラを買ったけど、いつもカメラ任せ。不安はあったけど、自分の仕事として撮影できるのが楽しみ」と話す。越川さんに誘われ、一緒に始めた浜崎さんも「親が見られない、子どもの園での日常を見せてあげたい。瞬間をとらえるのは責任重大だけど、チャレンジしたい」と意気込んでいる。
今は座学中心だが、今後は公園での撮影練習や、実際の現場見学なども予定している。伊藤さんは「仕事だから責任感を持ってもらうのは当然だけど、楽しみながらやってほしい。伸びしろも大きいから今後が楽しみ」と期待を込めた。
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