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旭区版 掲載号:2014年1月1日号 エリアトップへ

状況判断する対応力 横浜ドライ 佐々木守雄社長

経済

掲載号:2014年1月1日号

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旭安全運転管理者会会長を長年務めるなど地域活動にも参加する佐々木社長=12月20日、同社で
旭安全運転管理者会会長を長年務めるなど地域活動にも参加する佐々木社長=12月20日、同社で

 川井本町に本社を構え、一般から業務用クリーニング、ユニフォームリース事業などを展開する「横浜ドライ」(佐々木守雄代表取締役・67)。1968年に上川井町で創業し、昨年で45周年を迎えた。「正直、こんなに長く続くとは思わなかった。でも、私が元気なうちは大丈夫かな」と冗談っぽく話す。

 熊本県出身。18歳の時、品川のクリーニング店でアルバイトを始めたが、給料すらまともに支払われていない労働環境に絶句した。「会社を立て直してやる」。若手ながら環境是正に奔走。やがて会社を譲り受け、23歳で自社を立ち上げた。

 はじめは個人向けのクリーニング中心だったが、季節に左右される経営を改善すべく、業務用クリーニングへ事業を展開。また、古着のジーンズが流行し始め、原宿で売れていたことをヒントに、1回機械にかけるだけで1年間履き古したような風合いが出るジーンズの加工を始めた。1971年には、ストーンウォッシュ加工を施す機械をイタリアから導入。その手法を国内に広めることになる。

 順調だった既製服の加工・物流だったが、低価格の衣料メーカーの進出により、01年に事業を廃止した。「契約は始まりに過ぎなくて、長い間やってれば問題が生じるのは当然のこと。時代の変化に対応すべく、今、何をすべきか判断することが要」。一つのことにとらわれず、多角的な視野で会社を見つめてきた。核となる高い技術と優れた人材を武器に、今後も時代のニーズを探っていく。

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