災害時、近所の安否確認を短時間で確実に行うため、二俣川ニュータウン連合町内会(海道俊雄会長)の5町内会約1450世帯が3月11日、黄色い旗掲示安否確認訓練を実施した。
東日本大震災が発生した3・11に改めて災害発生を想定し、各戸が黄色い旗を掲示。班などの小グループで事前に決めている集合場所に集まった。この時点で、旗の掲示がない家を訪ねて安否を確認。さらに、代表者が町内会指定の「いっとき避難場所」に集合し、安否状況を町内会代表に報告した。
同連合町内会の松田幹生事務局長によると、東日本大震災時に仙台市のある町内会では、黄色い旗掲示により約30分で全世帯の状況を確認できた例もあったという。一般普及するまでには至っていないというが、同連合町内会は高齢化が進んでいることもあり、同訓練を実施した。
海道会長は「平日の実施で、旗が出ていたのは5割くらい。しかし、こういった活動を通じて、防災への関心が確実に高まっている」と語った。第二町内会会長の菅本知恵さんは「すべての集合場所から報告が来たのがよかった。一歩ずつ着実に進めていきたい」と振り返った。
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