二俣川と鶴ヶ峰の区間を走るコミュニティバス「四季めぐり」に4月1日からAED(自動体外式除細動器)が設置された。
AEDは心停止を起こして倒れた人に電気ショックを与え、心臓の状態を正常に戻す医療機器。四季めぐりでは、後部に搭載されていて、車内の緊急時だけでなく街中での要請にも応じる。緊急時においては、通りすがりにバスを見つけたら、呼び止めることも可能だという。対応はAED講習を受けた運転手が行う。運転手の村山龍二さんは「起きてはほしくないことだが、緊急時には冷静に対応したい」と話している。
一定の乗客数を確保
四季めぐりは公共交通機関が通っていない旭中央地区の呼びかけにより、横浜市の事業として2012年から試験運行を開始。昨年から「ふたえ交通(株)」(篠崎智雄代表取締役)=本村町=により本格運行が始まった。利用実績は、目標とする採算ラインの1日130人には届かないが、継続ラインとする100人には概ね達している。篠崎代表取締役は「損益の面では厳しいところもあるが、安定した乗客を確保できている」と話し、今後も継続運行する姿勢をみせた。
四季めぐりはこれまでに地域の要望に応え、ルート変更やバス停の増設、乗客数の増員なども行ってきた。最近でもタイヤのホイールを鉄からアルミに変え、乗り心地の改善を図った。同社は「今後も少しずつ地域の声に応えていきたい」と話していた。
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