神奈川県のがん医療の中核機関として先進医療に取り組んでいる、神奈川県立がんセンター。同院内に今年度新設された「漢方サポートセンター」(中尾2の3の2、【電話】045・520・2228)の取り組みに関して、漢方サポートセンター長を務める林明宗部長に話を聞いた。
―漢方治療を取り入れたきっかけはどのようなことでしょうか
「漢方治療は、がんセンターが発足した1986年(前身の成人病センターは63年発足)以前から取り組んでいます。漢方サポートセンターは県のがん対策推進計画(13年度から)により発足しました」
―がんセンターで漢方治療に取り組む意義は
「漢方は、がん治療自体ではなく、がん患者に対する術前・術後のケアとして用います。患者をバックアップするため、西洋医学一辺倒ではなく、このような部門をつくった姿勢が大事だと思います」
―漢方外来が始まり2カ月が経過した状況は
「4月は約60人、5月は約120人が受診しています。月で200人以上は対応できますが、さらに増えるようなら、対応できる体制も考えたい」
―今後の取り組みはいかがでしょうか
「治療以外の取り組みでは、院内のレストランでメニューに薬膳の観点から効能を表記することや、薬膳の料理教室なども予定しています」
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