南万騎が原駅近くで現在、横浜市による市民の森の整備計画が進められている。12月上旬から1期工事が開始され、来年8月下旬に完成予定。市民の森の開園は旭区内で5園目となる。
市民の森制度は横浜市環境創造局が1971年に始めた事業。緑地を保全するとともに、市民の憩いの場として利用される森を整備する。現在市内では40カ所(約498ha)が指定されており、旭区内ではすでに矢指、追分、南本宿、今宿の4カ所が市民の森として開園している。
今回の柏市民の森(仮称/柏町107番地1)は約1・9haの緩やかな斜面の樹林地。所有者の意向により、市民の森として整備されることになった。
園内は散策エリアと自然保護エリアに分けられる。散策エリアでは針葉樹林と雑木林の2コースの散策路や休憩スペースを設置。現在は木々が茂っているが、散策路整備により見通しが良くなることで、防犯対策としての役割も期待される。自然保護エリアは原則的に立ち入り禁止で動植物の保全を目指す。
今後は11月下旬に地域向けの説明会を開いた後、第1期工事として12月上旬から来年3月中旬に樹木の整理と排水工事を行っていく。第2期工事は4月中旬から8月下旬に行われ、柵や園路などの施設整備を進めていく予定だ。
柏市民の森は南万騎が原駅近くに位置するが、市によると駅前の開園は珍しいケースという。市担当者は「駅前に残された貴重な自然なので、ぜひ親しんでもらいたい」と話している。
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