「第47回衆議院議員総選挙」が12月14日投開票され、神奈川6区(旭区・保土ケ谷区)では、上田勇氏(公明・56)が約7万8000票を獲得し圧勝。県内唯一の公明議席を守った。青柳陽一郎氏(維新・45)は前回選挙同様、比例で復活当選。三村和也氏(民主・39)、北谷眞利氏(共産・52)は議席獲得に至らなかった。
「アベノミクス」「消費税10%の先送り」「集団的自衛権の行使容認」など、安倍内閣の政策に対する評価が争点となった今回の選挙。神奈川6区には、前職の上田氏・青柳氏、元職の三村氏、新人の北谷氏の4人が立候補した。
14日午後8時12分ごろ、多くの支援者らがテレビの開票速報を見守っていた上田事務所では、報道番組の開票速報で「当確」が出ると大きな拍手が沸き起こった。詰めかけた支援者らを前に上田氏は「自公の絆で大きな支援をいただくことができた。安倍政権の2年間の実績とこれからの財政政策を評価していただいた」と喜びを語り、「アベノミクスを着実に実行し、延期された増税時期までに軽減税率の制度を作っていきたい」と展望を話した。
一方、上田氏に約2万6000票差を付けられた青柳氏は、小選挙区で敗戦。比例の状況を見守った。動きがあったのは日付が変わった午前0時40分ごろ、開票速報での「当確」を受け、青柳氏は「大変な選挙だった。ボランティアやスタッフ、応援して下さった市議のお二方など皆さんに感謝したい。現場感覚が一番大事なので、現場を見て話を聞いて、国政に生かしていければ」と話した。
また、公示直前に神奈川2区から国替えし6区で出馬した三村氏は、比例での復活もかなわず敗戦。「消費税10%への増税中止」などを訴え戦った北谷氏は、大きく票を伸ばせなかった。
6区の投票率は55・16%(旭区55・14%、保土ケ谷区55・17%)、2年前の前回選挙を6・19ポイント(旭区6・31、保土ケ谷区6・06)下回る結果となった。
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