神奈川県住宅供給公社(猪股篤雄理事長)では、開設25周年を迎える、自立型介護付き有料老人ホーム「ヴィンテージ・ヴィラ」の記念事業として入居者が登壇するコンサートを企画。9月25日、県立音楽堂の舞台で平均年齢84歳、130名がその歌声を披露した。
同施設は神奈川県内の5カ所にあり、記念事業に先立ち、「歌」を健康・生きがいづくりに生かす試みとして、各ホームで合唱チームを募集。合唱サークルが休止していた施設では、以前の中心メンバーの入居者が率先して参加者を集めることもあったという。
猪股理事長は開演時に「すでに周囲からの期待もあり、来年以降もこの催しを行いたい」と挨拶。コンサートは、5施設それぞれの合唱披露の後、130名全員での合唱が行われ、最後の曲「花は咲く」が終わると、会場は感動の拍手につつまれた。
参加者の一人、浅田勝重さんは「自分は戦後、収容所にいた経験があるが、その時も『歌』は生きる楽しみだった。70年たってもそれは同じ」と話していた。
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