神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2016年3月31日 エリアトップへ

息長く、支える 定置網漁船「瀬谷丸」提供

社会

公開:2016年3月31日

  • LINE
  • hatena

 2013年6月、津波の被害に遭った岩手県大槌町の漁協に、一隻の定置網漁船が贈られた。その名は「瀬谷丸」。瀬谷区の有志らが被災地で炊き出しを行った際、「仕事をするための船がほしい」という漁師の声を受け、12年3月に実行委員会を正式に発足。区内で募金活動を行い、集まった3625万円が形になった。

 それでも、「贈って終わりではない。長い支援が必要」というのが同会の思いだ。被災地に年2〜3回足を運んでいる露木晴雄会長は、「5年経ち、復興にも差が出てきている。何が必要か、地元の人たちと一緒に考えたい」と力を込める。

 同実行委は今後、組織をNPO法人化することを決めた。支援を継続していくための決断だ。情報を把握するため、現地にもパイプ役となる人員を配置するなど、体制を整えていく。「この1年で、協力してくれる新たな仲間も増えた。NPOになれば活動にも幅が出てくるはず」と露木会長。発足当初からの目標は、「瀬谷丸」が2代、3代と代替えをしながら長く大槌の漁業を支える存在になること。「今の子どもたちが将来、『あの瀬谷丸は…』と話題にしてくれたら嬉しい」

 三陸の海で採れた海産物の販売や募金への呼びかけなど、今後も以前と変わらぬ活動を続けていく予定。復興の歩みを見守りながら、息長く支えていく。

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

空手組手で日本一

金子右京さん(本宿町)

空手組手で日本一

小さい頃からの目標達成

5月2日

5月からシニア大学

5月からシニア大学

旭区老連の自主講座も

5月2日

チュニジアの児童と交流

本宿中学校

チュニジアの児童と交流

壁画作成 大使館で披露

5月2日

子育て手続スマホから

子育て手続スマホから

市、6月末にアプリ

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

旭区・瀬谷区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook