旭区連合自治会町内会連絡協議会(佐々木明男会長)は3月25日、林文子市長と梶村充市会議長に「鶴ヶ峰駅周辺区間」の踏切整備計画に関する要望書を提出。交通渋滞を解消する連続立体工事化に向けた、早期事業着手を求めた。
横浜市は昨年4月、踏切安全対策を計画的に進めるための「踏切整備計画」を公表。「相鉄本線・鶴ヶ峰駅周辺」のほか、「京急線・鶴見市場駅周辺(鶴見区)」「JR南武線・矢向駅周辺(同)」「東急東横線・白楽駅〜妙蓮寺駅周辺(神奈川区・港北区)「相鉄本線・瀬谷駅周辺(瀬谷区)」を連続立体交差による総合的な対策が必要とされる区間とした。
対象区間の中でも「鶴ヶ峰駅周辺区間」は、10カ所ある踏切のうち5カ所が、ピーク時に1時間あたり40分以上閉まっている「開かずの踏切」。また、踏切の混雑度合を示す交通遮断量は「自動車13万1448台」で、いずれも他区間を上回る。市はこの状況を踏まえ今年2月、「鶴ヶ峰駅周辺区間」を最も優先的に事業化の検討を進める区間とした。「踏切の数や交通遮断の解消で整備効果が高いこと、鶴ヶ峰駅北口の街づくりの進展の機会になることなどを踏まえ、総合的に判断しました」と市道路局担当者は話す。
林市長と梶村議長へ要望書を提出した佐々木会長は「鶴ヶ峰駅周辺の踏切解消を20年以上前から要望してきました。地下化での事業化とできるだけ早期の着工を要望しました」と話す。市は今後2年間で、同区間の連続立体工事化事業に向けた基礎調査を実施。鉄道の高架化、地下化などの方向性を決定し、事業に着手する予定だ。
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