民主党と維新の党は民進党結党を前にした3月24日、次期衆院選神奈川6区(旭区・保土ケ谷区)の候補を現職の青柳陽一郎氏(46・旧維新)に一本化することで合意した。先月末の民維合流が正式決定して以降、選挙区内でも注目を集めた候補者調整が「現職優先」で決着したことを受け青柳氏は26日、「責任感を持って党勢拡大を目指したい」などと話した。
神奈川6区では昨年6月に次期衆院選候補予定者として公認を受けた三村和也氏(40・旧民主)と、前回の衆院選では選挙区で上田勇氏(57・公明)に敗北したものの、比例南関東で復活当選した青柳氏が競合。両党の合流に伴い、候補者調整が必要な状況となっていた。
国会内で24日に開かれた両党の選挙関係調整会議では候補者調整が話し合われ、現職の青柳氏に一本化することで合意。これを受け26日、旭区内で本紙の取材に応じた青柳氏は「候補者調整は自民1強を打破し、国民に期待される新党を作るための両党の大局的判断。政権交代を果たすべく汗を流したい」と話した。
また、これまで6区内でしのぎを削ってきた三村氏に関しては「対自民という思いでは一致している。これからは同志として党勢拡大を果たしていければ」とした。
三村氏は18区へ
一方の三村氏は今夏ともいわれる次期衆院選を神奈川18区(川崎市高津区・宮前区・中原区の一部)で戦うこととなる。
25日、保土ケ谷区内の事務所で取材に応じた三村氏は、「安倍政権へ不安や不満を抱いている有権者は数多くいる。しかし非自民の受け皿がなく、選挙へ行かない人も多いと感じている」とした上で、「民進党を自民党と対峙できる二大政党として創り上げることが、日本の国益となると信じている。時間は限られてはいるが、新たな選挙区で着実に支持を広げていきたい」と話した。
また、青柳氏については「しっかりと選挙区内の民主党支持層の受け皿となっていただきたい」とした。
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