若葉台中学校(中村雅一校長)で5月14日、土曜授業参観日を兼ねた「地域交流日」が実施された。授業は2部制で、第1部が「戦争体験を語り継ぐ若葉の会」(片岡正会長)による平和学習、第2部は若葉台を拠点に活動するスポーツ団体、文化団体と同校生徒との地域交流体験が実施された。若葉台連合自治会(山岸弘樹会長)、NPO法人若葉台スポーツ文化クラブ協力(南宏市朗理事長)。
平和学習では、若葉の会のメンバー9人が各教室で自らの戦争体験を話した。生徒らは壮絶な当時の話に聞き入っていた。講演終了後、片岡会長は「私たちの話を聞いた上で、世界の平和に貢献するにはどうすればいいかを考えて、行動に移してほしい」と語った。
地域交流体験は、同校初の試み。「ソフトボール」「太極拳」「将棋」など11種の活動の中から、生徒が興味のあるものを体験した。
若葉台を拠点に活動する和太鼓サークル「若葉太鼓」は生徒らに和太鼓の叩き方を指導。参加した生徒らは力いっぱい太鼓を叩き、1時間で1曲演奏できるまでになった。「1時間前は何もできなかったのに、素晴らしい」と同サークルの足立妙子さん。谷ちひろさん(3年)は「初めての経験だったが楽しかった。太鼓に興味が出た」と笑顔。
今回の授業について中村校長は「地域の大人と子どもたちが顔の見える環境になり、将来的には福祉や防災といった地域の課題に積極的に取り組む人材に育ってほしい」と話した。
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