万騎が原小学校と南本宿小学校の児童が６月４日、こども自然公園（大池町）の教育水田で田植えに挑戦した。
両校では毎年、命の大切さを知ってもらおうと、合同で稲作の体験学習を行っている。４月から地域の水田指導員と一緒に準備を進めてきた。当日は晴天にも恵まれ、児童らは元気よく水田に集まった。代表の児童は「たくさん実るように、丁寧に植えていきたい」と意気込んだ。
今回植えられた苗は「満月」というもち米の一種。子どもたちは水田指導員に教わりながら、少しずつ苗をとり丁寧に植えていた。
指導員の鈴木一松さんは「稲作体験を通して、食の大事さを感じてもらえれば」と願いを込める。南本宿小の石川英雄校長は「教育水田では命の大切さを、身をもって体験できる。実際の経験を通して、食物を作る大変さやおいしさを知ってもらいたい」と話した。
稲は秋ごろに収穫され、各校の収穫祭などで餅にして味わう予定だ。
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