今宿中学校吹奏楽部が神奈川県代表として、9月17日に神奈川県民ホールで開催される東関東大会に初出場する。昨年、26年ぶりに市大会で金賞を受賞して以来、大きな飛躍をみせている。
同部が出場するのは、30人編成のB部門。8月10日に行われた神奈川県大会で金賞を受賞し、県代表に選出された。同部が東関東に出場するのは、創部以来、初めて。部長の木谷妃依里(ひより)さん(3年・フルート)は「結果にはびっくりした。県大会の演奏は課題が残ったので、まだやるべきことはある」と先を見据える。
自由曲は福島弘和氏作曲の「白墨の輪へのオマージュ・グルシェの愛」。ベルトルト・ブレヒトの戯曲「白墨の輪」が題材になった曲だ。場面ごとに曲調が異なるので、表現力が求められるという。トランペットを担当する副部長の山中瑠南(るな)さん(2年)は「トランペットのファンファーレから始まるので、少しプレッシャーを感じる。本番では一つひとつの音を大切にして、いい演奏をしたい」と意気込む。
昨年11月から始動
同部は昨年11月に代替えをしてから、すぐにコンクールに向けて動いてきた。話し合いは何度も重ね、中には涙を流すほど感情をあらわにする部員もいたという。顧問の藤丸雄人教諭は「素直で感情が出やすい子が多い。真面目にコツコツと練習に励んでいて、部の意識を高めてくれた」と思いを語る。
東関東大会を目前に控え、さらに練習に熱が帯びている同部。県大会後には気のゆるみから本番への熱量が薄れてしまった時期もあったという。しかし現在は、改めて目標を「東日本大会出場」に定め、部員全員が同じ方向を向いている。副部長の橋本瑠莉佳(るりか)さん(3年・ユーフォニアム)は「今までやってきたことをすべて出し切る気持ちで頑張る。県代表として恥ずかしくない演奏をしたい」と話した。
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