義手や義足、難病など外見からは分からない障害のある人が、周囲に援助や配慮の必要を知らせるヘルプマーク。神奈川県は3月22日から、同マークを導入。旭区内では、区役所の高齢・障害支援課で配布が始まった。
ヘルプマークは、免許証程度の大きさで、赤い樹脂製の素材に白い十字とハートマークが描かれており、バッグなどに付けられる。マークは東京都が2012年に独自に作成し、今年3月末時点で神奈川県のほかに、京都府や和歌山県など1府4県で導入。全国の自治体を中心に、広がりを見せている。県ではこのほど、1万個の同マークを製作。市内では各区役所で、周囲の援助や配慮を必要としている人を対象に無料で配布を行っている。
同課によると、配布から1週間となる3月28日時点で、24人が同マークを受け取りに窓口を訪れたという。職員は「受け取りに来た人は高齢の方が多かったです。杖はついていないけれど、足腰が強くないといった人などがいらっしゃいました」と話す。
同課の新井隆哲課長は、区としても今後、広報を行いマークの周知を図っていくとした上で、「まずはヘルプマークの存在を知っていただきたい。外見からは分からない障害がある人で、ご自分からはなかなか周囲の援助を求められない人などに積極的に利用してほしいです。また、周囲の人もヘルプマークを付けている人を見かけたら配慮をしていただきたいと思います」と呼びかけている。
同マークについての詳細や問い合わせは、横浜市コールセンター【電話】045・664・2525へ。
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