万騎が原中学校ソフトボール部(顧問/森木直行監督・足立成広コーチ)が、今月行われた「第18回全日本中学生女子ソフトボール大会」の神奈川県予選を制覇し、全日本大会出場を決めた。14人という少人数のチームながら、地道に重ねてきた努力が実を結んだ形だ。
通称「全日中」と呼ばれる同大会はクラブチームも参加ができる特色ある大会として、2001年に創設。各都道府県別予選会での優勝チームが、毎年大阪市で開催される全日本大会への出場権を獲得できる。
神奈川県予選は6月2日と3日、9日の3日間に綾瀬市で開催され、21の中学校とクラブチームが参加。同校は5戦を勝ち抜き、初めて同大会で全国への切符を手に入れた。
12年には、同大会とは別の「全国中学校ソフトボール大会」に県代表で初出場した同校。その後は毎年関東大会までのぼり詰めるものの、全国出場は果たせずにいた。
同大会では優勝を狙って臨み、安定したプレーで順調に勝ち進んだ。決勝戦で対戦した大和市立つきみ野中学校には、自らのミスで初回から3点を先制されたものの、慌てずに冷静なメンタルを維持。徐々に巻き返し、相手のミスもチャンスにして、6対3で勝利した。
保護者の協力と経験値が勝因に
保護者による送迎などの協力も得て、週末は練習試合などで地方遠征も重ねてきた同校。森木監督は「経験値を上げるため、あえて他県の強いチームとも対戦してきた。保護者の協力あってこそ」と語る。精神面を鍛えるため、東海大学3年生の横関美奈さんが、専門の外部コーチとして参加。今回の決勝戦について「気持ちの切り替えができ、踏ん張れた」と話す。
部長の矢藤瑠璃花さん(2年)は「決勝には『絶対勝つ』という思いで臨んだ。全日本も一戦一戦、集中して頑張りたい」と意気込んでいた。全日本大会は8月11日(土)から13日(月)の3日間、大阪市で開催される予定。
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